ある小学校の先生が、他の学校で1-2年前にあった 「いじめ」 についての手紙を受け取った。
いじめられた生徒のお母さんからの手紙だった。
手紙を受け取った先生からのお便り :
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胸の詰まるような手紙でした。
特に、「 娘がいじめられている時、先生は助けてくれませんでした 」 という一文です。
悲しくなりました。
学級の中のいじめを止めることができるのは担任だけです。
荒れた学級を立ち直らせることができるのは担任だけです。
学級では様々な出来事が起こります。私のクラスにもいじめもありました。
しかし、そこに向かって、立ち向かって行くことが担任である自分の仕事であると思って闘ってきました。
学級、子供の困難な状況から、逃げることは担任としてはもちろん、何より人間として許されないことだと思います。
この娘さんはどんな思いで学校にいたか・・・。
先生というものを信じられなくなって当然だと思います。
(中略)
でも、どこかで人間はつながっているのだ。共に悲しみ、考え、励ましてくれる人間はいるのだ、ということを彼女が信じて生きていけることを祈ります。