「 ニューヨークのハーレム、と聞いてどんな印象を受けますか?」
と人に尋ねると、ほぼ100%の人が 「怖いところ」 と答える。
行ったことがないのに。
それは、テレビ、新聞などのメディアが 「怖いところ」 と言い続けているから。
ハーレムは、普通に人が暮らしているところです。
所得の少ない、アフロ・アフリカンの人たちが、そこに追いやられて暮らしているところ。
おばあちゃんも子供も道を歩いています。
メディアを作っている白人社会から見れば、それが 「怖いところ」 となる。
抑圧をしている側だから。
日曜日、ハーレムの教会は住人が集まり、力いっぱい歌う。
涙をザーザー流して、日々の苦しみを歌い切り、また新たな一週間を生き抜く力を得る。
* Harlem は、元々、オランダの地名 Haarlem から来ている。 アムステルダムから北へ30分ほどの落ち着いた町。
有名チョコレート・ブランドの Droste の発祥地。
マンハッタンはオランダ人が持っていたことがあるから、今でも Amsterdam Avenue など多くの地名が残っている。