
Photo : Nick Ut
「 私の写真を撮った Nick は、大やけどした私に水をかけて
くれて、すぐに病院に運んでくれたの。 命の恩人です 」
9才だった当時を振り返る、Kim Phuc さん。
熱の温度が3000度から8000度ほどにもなる、ジェリー状の
ナパーム爆弾を浴びた彼女は17回の手術の果てに
生き延びた。

今、ふたりの子供、夫と共に、カナダに住む Kim Phuc さんは、戦争で心と体に傷をおった子供たちを救う活動をはじめとする、平和活動に尽力している。
「 過去は変えられないけど、今と未来を平和に向けていくことが大切なの 」

「 写真を撮った Nick は自分の仕事もしたし、人を助けることも
した素晴らしい人間よ 」
彼は、入院治療中の Kim Phuc を何度も訪れ、あらゆる手伝いをした。
Nick は16才の時、ニュースカメラマンだったお兄さんをベトナム戦争で亡くしていた。
そして、Nick もカメラを取り、報道の道へ。
ハノイ、韓国、東京に駐在した。
Nick 自身もベトナム戦争で3度の負傷を経験した。
歴史に残る Nick の写真は、世界中を駆け巡り、戦争集結を
早める大きな役目を果たした。
* 今、この瞬間も政治家、企業は戦争・暴力を推進中。
だからこそ、私達、普通の人間が、自分のできること 【 写真、
文章、歌、ダンス、語り・・・ 】 を続けないと。
「 人の道 」 を最重要に。